LE FRAISIER
昨日ご紹介した1DAYレッスンのフレジエはおうちでもできるように工程をちょっと減らした簡易版。四角く作り、上面のデコレーションを変えるだけで難易度が数倍アップし、見た目も豪華になります。
パリではバラ満開を祝うケーキ Bagatelle
フレジエはフランスのいちごのケーキの定番です。パリのパティスリーLENOTRE(ルノートル)では、Bagatelleという商品名で販売されています。ルノートルのお菓子教室では、上面に鮮やかな緑色に染め、2mm厚さに伸ばしたPate d’amande(マジパン)をのせ、チョコレートで「Bagatelle」と文字を描きました。Parc de Bagatelle(バガテル公園)はパリ、ブローニュの森内にあるバラ園。薔薇の満開を祝ってフレジエをBagatelleという名前で販売していると当時(2000年6月15日)の先生(シェフ)に聞きました。残念ながらその時作ったフレジエの写真が見当たらず、レシピと私のメモとヘタな絵が残っているだけです。
ハート模様が可愛いフレジエ
そんなフランスで勉強した22年前を思い出しながら作った今回のフレジエ。千歳烏山にあるパティスリー ラ・ヴィエイユ・フランス木村シェフが作るフレジエのドット模様が可愛いなと、木村シェフの著書にあったレシピを参考に、ハート模様をつけたマジパンを上面にのせ、ラズベリーのナパージュを塗って仕上げました。
鍵は生地やクリーム作りの前に包丁を研ぐこと
このケーキの一番の難関は最後のカット。生地やクリームが最高に美味しくできても、どんなに組み立てが上手くいっても、カットが上手にできないと台無しになってしまうから。断面のいちごがぐちゃっとなってしまったり、ナイフが斜めにはいってしまうと台形になったり、。。。最後まで気が抜けないケーキ作り。なんとか無事に撮影終わるとぐったりです。しかも食べるのがもったいなさすぎて。。。かなりの時間眺めてました。
このケーキを作る場合、生地やクリーム作りの前に包丁を研いで、まっすぐにカットする練習をした方がいいかもしれません。